安養寺コンサートフォトレポート2018

第82回「池田肇オーボエリサイタル」2018年11月25日（日）・12月2日（日）

池田さんのオーボエリサイタルは、多数のお申し込みがあり、二回公演とさせて頂きました。二回とも満席の盛況で、池田さんの人気のほどが伺えました。柔らかく美しいルイエの「オーボエソナタ」から入り、オーボエダモーレやコーラングレに持ち替え、モーツァルトやバッハが演奏されました。また、池田さんのオーボエや楽曲にまつわるお話しもお聞きすることができました。

第81回「トリオミンストレル」 2018年11月11日（日）

トリオミンストレル結成25周年の今年、薬師堂コンサートでは結成第一回コンサートと同じプログラムが再現されました。モーツァルトを間にはさみ、ドボルジャークとチャイコフスキーの大曲のあと、アンコールとして八木節と会場の熱気をクールダウンする「鳥の歌」（カザルス）が演奏されました。２時間30分にも及ぶ演奏会は緊張と変化の連続で、コンサートに参加された方々は三人の芸術家の力量を存分に感じ・楽しんでいただけたと思います。

第80回「能の愉しみ」 2018年5月20日（日）

記念すべき第80回の薬師堂コンサートはワークショップ「能の愉しみ」でした。日頃馴染みのない能について若手能楽師の方々が、わかりやすく、楽しくレクチャーしてくださいました。発声、鼓の打ち方、謡の練習、能衣装の着付け実演、「羽衣」の舞など濃密で内容の豊かな二時間でした。ご参加された方は「能が一気に身近になった」とお話しされておりました。

第79回「木野雅之ヴァイオリンリサイタル」 2018年3月4日（日）

10周年を迎えた木野さんのコンサートです。10年間におよそ80曲が演奏されましたが一曲として同じ曲の演奏はありませんでした。先月父上を亡くされた木野さんがアンコールに演奏された、「ユーモレスク」（父上がお好きだった曲）は特に印象的でした。